底本
Hippocrates. Oeuvres complètes d'Hippocrate, Vol. 9. Littré, Émile, editor. Paris: Baillière, 1861
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0627.tlg052.1st1K-grc1
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 1 件・原文 1 件を修正
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 2 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、急性熱病を中心とする諸疾患における病勢の転換点、すなわち「危急(クリシス)」の時期や予後を見極めるための医学的知見を体系的にまとめた著作です。書物全体を通じて、患者の生死や回復を左右する決定的な日数周期(4日の法則など)や、その際に現れる様々な身体的兆候が詳しく分析されます。前半では、急性熱病や稽留熱、三日熱を対象に、発汗や尿、排泄物の変化、さらには腹部や季肋部の腫れといった具体的な症状と危急との関係が論じられます。中盤では、排泄物の性質や脈拍、呼吸、不眠などの全身症状から、熱病や破傷風の予後および再発を判断するための詳細な診断基準が提示されます。終盤にかけては、精神錯乱や頭痛、関節への転移、鼻出血といった多様な随伴症状が、病勢の解決あるいは悪化にどのように結びついているかが精緻に説明されます。医師が病状の推移を予測し、適切な治療介入のタイミングを計るための実践的な記述となっています。
目次
4 チャンク
引用方式:chapter
- §1-10
急性熱病における分利の兆候と臨界日
急性熱病における危急(解決)の兆候(発汗、尿、排泄物など)の良否や、回復または死を決定する日数周期(4日の法則)、および危急解決時に現れる具体的な身体の排泄現象について説明している。
- §11-22
熱病における排泄物と腫脹による分利の兆候
稽留熱や三日熱における様々な危急の兆候、尿の成熟と潰瘍の類似、季肋部や腹部の腫れ、および危険な発汗や排泄物の種類について説明する。
- §23-39
排泄物の変化と全身症状による予後と再発の診断
排泄物(尿、汗、便)の性質変化や全身の諸症状(脈拍、呼吸、不眠など)に基づき、熱病や破傷風の予後(長期化、致命、回復)および再発を判断するための診断基準が詳細に語られている。
- §40-64
多様な疾患における併発症状による解熱と転帰
耳の周りの腫れ物や精神錯乱、熱病、下痢、頭痛などの諸疾患について、再発の規則、他の身体症状(関節への転移、悪寒、発汗、鼻出血、痙攣など)の併発による病状の解決や悪化の兆候を提示する。
