底本
Septuaginta. The Old Testament in Greek According to the Septuagint. Volume 3: Hosea-4 Maccabees, Psalms of Solomon, Enoch, The Odes. Swete, Henry Barclay, editor. Cambridge: Cambridge University Press, 1905
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0527.tlg037.1st1K-grc1
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 2 件・原文 25 件を修正
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 27 件・表記の統一 2 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
『アモス書』は、主に紀元前8世紀の北イスラエル王国を舞台に、テコアの牧者であった預言者アモスが語る神の裁きと救いの預言を記した書物です。本作はまず、イスラエルおよびその周辺諸国の不義、そして神に対する不誠実さへの厳しい告発から始まります。中盤では、サマリアの指導者や富裕層の贅沢、貧困層への圧迫、そして形骸化した宗教儀礼が痛烈に糾弾され、形式的な祭儀ではなく真の社会的正義を確立することが強く求められます。アモスはイナゴや火、測り縄、夏の果物の籠といった象徴的な幻を通じて、イスラエルに不可避の審判が迫っていることを示され、祭司アマツヤによる妨害を受けながらも預言者としての使命を全うします。最後には徹底的な破滅と精神的な飢饉が宣告される一方で、ダビデの幕屋の再建と、イスラエルの民の将来的な回復および永遠の繁栄の約束という希望が提示されて締めくくられます。
目次
9 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §1.1-1.15
アモスの召命と周辺諸国への審判の宣告
アモス書第1章の冒頭で、預言者アモスは主の裁きの言葉を告げ、ダマスコ、ガザ、テイルス、エドム、アンモンなど周辺の国々の不義に対する神の罰と破滅を預言する。
- §2.1-2.16
モアブ・ユダ・イスラエルへの審判の宣告
主はモアブ、ユダ、そして特にイスラエルの不義と神に対する不誠実さを告発し、彼らに対して逃れられない軍事的な破滅と神罰を宣告する。
- §3.1-3.15
選民イスラエルの罪に対する審判とサマリアの破滅の預言
預言者アモスは、イスラエルが特権的な地位にあるがゆえにその罪に対して厳しい裁きを受けることを宣言し、連鎖する因果関係の比喩を用いて自らの預言の不可避性を説く。さらに、隣国を証人としてサマリアの不義と不遜を糾弾し、宮殿やベテルの祭壇が破壊されるという徹底的な破滅を警告する。
- §4.1-4.13
サマリアの女性への罰と悔い改めない民への警告
主はサマリアの富裕な女性たちの不義を糾弾して罰を予告し、また繰り返される飢饉や災害にもかかわらずイスラエルが立ち返らなかったことを回顧して神を呼び求めるよう警告する。
- §5.1-5.27
イスラエルへの哀歌と正義の実践への要求
預言者はイスラエルの滅亡を哀歌で予言し、形式的な祭儀や偶像礼拝を改めて、神を求めて社会的正義を確立するよう呼びかける。
- §6.1-6.14
安逸を貪る指導者たちへの災いと捕囚の宣告
預言者はサマリアとシオンの指導者たちの贅沢と偽りの安心を非難し、彼らに迫る神の裁きと捕囚を宣告する。また、家々の破壊と異国による圧迫が預言される。
- §7.1-7.17
アモスの3つの幻と祭司アマツヤとの対立
アモスはイナゴ、火、金剛石の3つの幻を示され、最初の2つでは主の慈悲を乞うて災いを免れるが、最後にはイスラエルの不可避の裁きを宣告される。さらにベテルの祭司アマツヤがアモスの活動を王への反逆として禁止しようとするが、アモスは自らの預言者的召命を表明し、アマツヤの破滅を予言する。
- §8.1-8.14
籠の幻と商人の不正に対する断罪と飢饉の予告
アモスは神から「鳥捕りの籠」の幻を見せられ、イスラエルの終わりが宣告される。貪欲な商人たちへの批判と悲劇的な大災害、そして神の言葉が飢える精神的な飢饉の到来が告げられる。
- §9.1-9.15
逃れられない審判とダビデの幕屋の再建
神による徹底的な審判が、天地のいかなる隠れ家にも及ぶことが宣言される。その一方で、ダビデの幕屋の再建と、イスラエルの民の将来的な回復と永遠の繁栄が約束される。
