テオプラストス · Theophrastus
めまいについて
On Vertigo
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
底本
Theophrastus. Theophrasti Eresii Opera, Quae Supersunt, Omnia. Wimmer, Friedrich, editor. Paris: A.F. Didot, 1866.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0093.tlg010x05.1st1K-grc1
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 1 件・原文 1 件を修正
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 2 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、「めまい」が発生する生理学的・物理学的なメカニズムを探求した科学・哲学の小論です。著者はまず、めまいの根本原因を頭部における気(プネウマ)や湿気の円運動、あるいは頭部自体の回転に見出します。前半では、生卵とゆで卵の運動の違いや、円軌道を走る際の身体の傾きといった具体的な事例を用いて、状況によるめまいの強弱が幾何学的・視覚的要因から説明されます。後半では、高所を見下ろすことや凝視が脳内の体液を動揺・分離させるプロセスを、ヘラクレイトスの言葉を引用しながら分析します。最終的に、欠乏や満腹、起立時の体液の移動など、日常的な身体的要因がめまいに及ぼす影響を論じ、視覚と体液のダイナミックな関係として現象を解き明かしています。
