底本
Isocrates, Vol. 3. Van Hook, Larue, editor. Cambridge, MA, Harvard University Press; London, William Heinemann Ltd., 1945 (printing).
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0010.tlg012.perseus-grc2
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 3 件・原文 2 件を修正
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最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、隣国テーバイによって都市を破壊されたプラタイアの使節が、アテナイの民会において祖国の再建と支援を訴える政治弁論である。語り手である使節は、テーバイの暴挙と不実な歴史を激しく告発し、アテナイこそが同盟国の自治と正義を守るために立ち上がるべきだと主張する。議論の中で使節は、テーバイが再びスパルタと同盟を結ぶという懸念を退け、目先の利害よりも正義や条約の遵守を優先することこそがアテナイの伝統であると強調する。さらに、故郷を失い困窮を極めるプラタイア市民の悲惨な現状を活写し、かつてペルシア戦争で共に戦った歴史的恩義やアテナイとの強い絆に訴えかける。最終的に演説は、正義に基づく領土の返還と公正な判決をアテナイ市民に懇願する、哀切に満ちた訴えで結ばれる。
目次
6 チャンク
引用方式:section
- §1-11
プラタイア使節の訴えとアテナイへの救援要請
プラタイアの使節がアテナイの民会で演説し、テーバイによって都市を破壊された窮状を訴え、彼らの不法な支配要求に屈しないようアテナイに正義の支援を求めている。
- §12-21
スパルタ従属の弁明とテーバイの専横批判
プラタイアの代表者は、ラケダイモン人との過去の同盟は強制されたものであったと弁明し、テーバイ人の暴虐を非難するとともに、アテナイ人こそが同盟国の自治を守るために立ち上がるべきだと訴える。
- §22-32
テーバイ人の利己主義と過去の裏切りの糾弾
プラタイアの使者は、テーバイ人の利己主義と過去の裏切りの歴史を暴き、アテナイ人に対して、かつての恩人を裏切ってラケダイモン側につこうとしたテーバイの不実さを訴え、彼らに対する正当な敵意を思い起こさせます。
- §33-42
テーバイ離反への懸念への反論と正義の重視
話し手は、テーバイがスパルタ側に寝返るという懸念に対し、彼らの孤立した窮状やアテナイに対する依存関係を指摘して反論する。また、目先の利益よりも正義と条約の遵守を重んじることが、歴史的にもアテナイに勝利をもたらしてきたことを強調する。
- §43-52
追放民の窮状の訴えとアテナイへの祖国再建の嘆願
プラタイアの使節は、アテナイが条約の遵守を掲げつつテーバイの暴挙を黙認することの矛盾を指摘し、故郷を失ったプラタイア市民たちの極限の困窮と悲惨な境遇を訴え、かつてのアテナイとの通婚関係や絆を根拠に、彼らの祖国再建への協力を懇願する。
- §53-63
祖先の栄光の継承と公正な救済の最終嘆願
プラタイアの使節は、アテナイの先祖によるアルゴスへの過去の救済を語り、生き残ったプラタイア人の悲惨な境遇を訴え、ペルシア戦争での共同闘争の恩義に基づき領土の返還と公正な判決をアテナイ市民に懇願する。
