プルタルコス · Plutarch
魂の病気は身体の病よりも悪いか
Whether the Affections of the Soul Are Worse Than Those of the Body
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
底本
Plutarch. Plutarchi Chaeronensis Moralia, Vol. IΙI. Vernardakēs, Grēgorios N., editor. Leipzig: Teubner, 1891.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0007.tlg100.perseus-grc2
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 1 件を修正
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 1 件・表記の統一 1 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、人間の肉体が被る病と魂が被る情念(病)のどちらがより悲惨であるかを比較・考察する論説です。著者は、人間を最も惨めな存在としたホメロスの言葉を出発点とし、肉体と魂の病の性質の違いを分析していきます。肉体の病は痛みを伴うため自覚しやすく、治療を求めるのに対し、魂の病は理性を麻痺させ、本人に病の自覚を与えません。さらに、肉体の病が人を安静にさせるのに対し、魂の病は人を誤った行動へと駆り立てるため、より深刻な被害をもたらすと指摘されます。最終的に、裁判所や市場に集まる大群衆の混乱や衝突という具体的な社会現象を通して、魂の情念が引き起こす破壊的な悲惨さが描き出されます。
