コルネリウス・ネポス · Cornelius Nepos
アゲシラオス伝
Agesilaus
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底本
Cornelius Nepos. Cornelii Nepotis Vitae. Fleckeisen, Alfred; Halm, Karl, editors. Leipzig: Teubner, 1886.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
元ファイル: urn:cts:latinLit:phi0588.abo017.perseus-lat2
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 2 件・原文 1 件を修正
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最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、スパルタの王アゲシラウス2世の生涯と美徳を描いた伝記である。物語は、アゲシラウスがリュサンドロスの支持を得て王位に就く経緯から始まる。彼はペルシア遠征で神々への誓いを守り、知略を用いて輝かしい勝利を収めるが、本国での危機に際しては私欲を捨てて直ちに帰国する。コロネイアやコリントスでの戦闘では、同胞であるギリシア人への深い哀れみと敬虔さを示し、都市の破壊を避ける。晩年、スパルタが衰退の危機に直面すると、彼は機転を利かせて都市を救い、資金集めに奔走しながらも、自らは徹底して質素倹約の伝統を守り抜いた。最後はエジプト遠征を終えて帰還する途上でその生涯を閉じ、彼の不屈の精神と愛国心が描き出される。
目次
8 チャンク
引用方式:chapter.section
- §1.1-1.5
アゲシラオスの出自と王位継承の争い
アゲシラウスの出自と、兄アギスの死後にその息子レオテュキデスと王位を争った経緯、そしてリュサンドロスの支持を得てアゲシラウスが王に選ばれたことが説明される。
- §2.1-2.5
アゲシラオスのアジア遠征と休戦の誓約
アゲシラウスはペルシアに対する遠征の許可を得て奇襲に成功する。ティッサフェルネスは休戦を提案して騙そうとするが、アゲシラウスは誓いを守り抜くことで神々と人々の支持を獲得する。
- §3.1-3.6
アゲシラオスの軍事調練とサルディスへの進軍
アゲシラウスはティッサフェルネスの裏をかいてフリュギアを攻略し、エペソスで軍備と訓練を徹底した。さらにサルディス進軍をあえて公言して敵の防備をカリアに引きつけ、油断した敵を撃破して優位に立った。
- §4.1-4.8
アゲシラオスの帰国命令への服従とコロネイアの戦い
アゲシラウスは本国での戦争勃発に伴い、ペルシア遠征を中断して帰国を命じられる。彼はその命令に謙虚に従い、帰国途上のコロネイアの戦いで敵を破り、敗者や神殿に対して敬虔な態度を示した。
- §5.1-5.4
コリントス近郊での勝利と都市攻略の拒絶
コリントス近郊での戦闘で大勝したアゲシラウスは、同胞であるギリシア人の犠牲を深く哀れみ、さらにコリントス攻略を勧められても、同胞の都市を滅ぼすのは自らの本分ではないとしてこれを拒絶した。
- §6.1-6.3
エパミノンダスの来襲と脱走計画の阻止
レウクトラの戦いを避けたアゲシラウスは、スパルタがエパミノンダスに急襲された際、機転を利かせて若者たちの敵への脱走を防ぎ、都市を救う。
- §7.1-7.4
祖国復興のための資金調達と質素な暮らし
アゲシラウスは、レウクトラの戦いで衰退したスパルタのために資金集めなどで貢献し、外国の王たちから多額の贈与を受けながらも、質素倹約を貫き伝統的な生活スタイルを守り続けた。
- §8.1-8.7
アゲシラオスの身体的特徴とエジプト遠征と死
アゲシラウスの身体的特徴と、エジプト遠征時の彼の極めて質素な様子に驚く人々、そして帰還途中の彼の死とスパルタへの遺体搬送が記述されている。
