コルネリウス・ネポス · Cornelius Nepos
トラシュブロス伝
Thrasybulus
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底本
Cornelius Nepos. Cornelii Nepotis Vitae. Fleckeisen, Alfred; Halm, Karl, editors. Leipzig: Teubner, 1886.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
元ファイル: urn:cts:latinLit:phi0588.abo008.perseus-lat2
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳の修正なし
AI校閲 2026-10-12:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Claude Opus 5.5 — 日本語訳の修正なし
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、アテナイを三十人僭主の支配から解放した将軍トラシュブロス(Thrasybulus)の生涯と功績を描いた伝記作品です。著者はまず、トラシュブロスをその高い美徳と功績によって最高の将軍の一人として称賛します。物語は、彼が極めて少数の味方とともにピュレの砦を占拠し、僭主たちの油断を突いて勢力を拡大して敵を破る場面から始まります。戦いの後、スパルタ王パウサニアスの仲介により和平が成立して民主政が回復されると、トラシュブロスは過去の罪を問わない「忘却の法」を制定させ、その遵守を徹底しました。その後、功績に対して質素なオリーブの冠を贈られた彼は、キリキアでの遠征中に陣営の警備の隙を突かれ、野蛮人の夜襲によって悲劇的な最期を遂げます。
目次
4 チャンク
引用方式:chapter.section
- §1.1-1.5
トラシュブロスの美徳とアテナイ解放の功績
著者はアテナイの将軍トラシュブロスを、その高い美徳と、三十人僭主からアテナイを独力で解放し始めた不滅の功績によって、最高の将軍の一人として称賛する。
- §2.1-2.7
ピュレ占拠とムニキアの戦いにおける勝利
トラシュブロスは極めて少数の味方と共にピュレの砦を占拠し、僭主たちの侮りを利用して勢力を蓄え、ムニキアで敵を破る。彼は戦闘において寛大な規律を保ち、第二の戦闘で僭主たちの首領クリティアスが敗死する。
- §3.1-3.3
アテナイの和解とトラシュブロスの忘却の法
スパルタ王パウサニアスの仲介により和平が結ばれ、アテナイに民主政が回復される。トラシュブロスは過去の罪を問わない「忘却の法」を制定させ、その遵守を徹底した。
- §4.1-4.4
オリーブの冠の受領とキリキアでの最期
トラシュブロスは功績を称えて質素なオリーブの冠を贈られる。その後、キリキアでの遠征中に陣営の警備の不備を突かれ、野蛮人の夜襲によって殺害される。
