コルネリウス・ネポス · Cornelius Nepos
リュサンドロス伝
Lysander
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底本
Cornelius Nepos. Cornelii Nepotis Vitae. Fleckeisen, Alfred; Halm, Karl, editors. Leipzig: Teubner, 1886.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
元ファイル: urn:cts:latinLit:phi0588.abo006.perseus-lat2
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 4 件を修正
AI校閲 2026-10-12:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Claude Opus 5.5 — 日本語訳の修正なし
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 4 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本書は、ペロポネソス戦争を終結に導いたスパルタの将軍リサンドロスの生涯と、その権力への野心と没落を描いた伝記作品です。リサンドロスはアテナイに勝利した後、各都市に十人政治(デカルキア)を導入し、自らの専制的な支配権を確立しようと試みます。しかし、その支配はタソス島への残忍な裏切りに代表されるように極めて冷酷なものでした。さらに彼は、スパルタの伝統的な王政を廃止して権力を握ろうと神託の買収を図りますが、これは失敗に終わります。最終的には、自身の悪評を打ち消そうと頼ったペルシアの太守ファルナバゾスに欺かれ、自ら告発状をスパルタの監督官に提出するという皮肉な自滅を遂げます。彼の死後には陰謀の証拠が発見され、その欺瞞に満ちた野望が白日の下に晒されることになります。
目次
4 チャンク
引用方式:chapter.section
- §1.1-1.5
リサンドロスの対アテナイ勝利と十人支配
スパルタの将軍リサンドロスがアテナイとの戦争を終わらせた経緯と、勝利後に彼が各都市に十人政治を敷いて専制的な権力を確立しようとした様子を記述する。
- §2.1-2.3
リサンドロスの専横とタソス島に対する謀略
リサンドロスは全都市に十人政治を確立して専横を極めた。その残忍さの例として、アテナイに忠実であったタソス島を滅ぼそうと企て、敵を油断させるために自らの意図を隠したことが挙げられる。
- §3.1-3.5
王制廃止を狙う神託買収の失敗と死後の陰謀露見
ライサンドロスはスパルタの王政廃止を企てて神託の買収を図るが失敗し、アフリカの神官たちに告発される。裁判では無罪となるが戦死し、死後、王政廃止を狙った演説草稿が発見されて彼の陰謀が暴かれる。
- §4.1-4.3
ファルナバゾスによる告発状のすり替えと暴露
ライサンドロスは自らの不正の噂を打ち消すため太守ファルナバゾスに推薦状を依頼するが、ファルナバゾスは密かに彼の悪行を告発する告発状をすり替えて渡し、結果としてライサンドロスは自らそれをスパルタの監督官に提出して墓穴を掘ることになる。
